センスって一体何でしょうか?わかるようでわからないこの言葉。そして、センスを磨くのってどうしたら良いのかわからないですよね!
そんな時に、センスってこんなモノでこうしたら良くなるという事をわかりやすく解説してくれる本が「センスは知識からはじまる」です。
センス良くなりたいと考えている方の参考になる本だと思います
センスは知識からはじまる
朝日新聞出版
定価:1400円(税抜き)
初版:2014/4月
ページ数:183
著者:水野学
著者はgood design company代表。長期的なブランド戦略、商品企画、グラフィック、パッケージ、インテリア、映像、宣伝広告などをトータルに手掛ける。主な仕事に「くまモン」、三井不動産のロゴ、ドコモ「iD」等など多数。本書以外にも「アウトプットのスイッチ」、「世界観をつくる 感性×知性の仕事術」などがあります。
センスって?
国語辞典によるとセンスの意味は以下です
センス(sense) 名詞
センスとは感覚的な物のようですね。センスが良いとは何となく良いな〜と感じれると言った感じでしょうかね?
本書のPart1では”センスとは何かを定義する”から始まっております。 ソコを定義しないとセンスの話で本は書けないですからね。という事で著者の考えは
センスとは、数値化できない事象を最適化することである
と述べられております。
そしてセンスを考えるに当たって普通を知るということが重要だとがPart1で書かれてます。
確かに、普通レベルがわからないとセンス良い/悪いの判断できないですもんね。
という事で、冒頭部分からわかってそうで解ってなかった事を解説してくれています。
センスを磨くには?
本書の帯によると
と述べられております。と言うことは、後天的に伸ばしていけると言うことですね。
本書Part2では、これからの時代にセンスが求められていると言うことが書かれています。
Part3ではセンスを磨く的な事が記載されています。その中で”すべての仕事において知らないは不利”、”センスとは、知識に基づく予測である”、”客観情報の集積がその人のセンスを決定する”などでセンス良いものをつくるための著者の考えが散りばめられてます。
Part4では「センスで仕事を最適化する」という事で、どのような考えで仕事に取り組んで行ったかの紹介があります。なるほどと勝手に思ったのが、文字の書体に関することです。アルファベットの書体には最近できたものからヨーロッパ起源で昔からあるもの、アメリカ起源で比較的新しいものなどあり、それぞれに歴史があること。そしてヨーロッパ風の商品にはヨーロッパの書体を使うと良いとかオシャレだな〜と思いました。仕事の依頼先からそんな説明されたらなるほどと思っちゃいます。
まとめ
読んでみてそうだよな〜と思いましたね。
ある分野の仕事をする時に、それに関して全く無知だったら良いアイデアも出てこないですよね。これを読んだらセンスが良くなるわけでは無いですが、センス良いものを生み出すための考え方が書いてありますので、もっとセンス良くなりたいと悩んでいる方は読んでみるとタメになると思います。
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