私は本屋で行動経済学の本を発見するまでは全く知りませんでした。本屋でビビッときてパラパラめくってみると興味の惹かれる内容ではないですか!!という事で実際に購入して面白かった2冊を紹介します。
行動経済学って?
個人の経済的な活動をより良くしてくれる学問です。
人の心を扱う”心理学”と、お金や損得を扱う”経済学”を合わせた新しい学問です。
いままでの経済学は国の経済など大きな動きを扱うため個人の扱いは簡略化されてました。また、機械のように自分の利益を最大限に追求し、常に合理的な判断をするものとされてました。しかし、実際の人間には感情があり不合理な判断をしたり、他人のために行動することもあります。こうした現実の人間の心と行動を解き明かしているのが行動経済学です。
例えば下記のようなことありませんか?
・レジ前に置いてあるお菓子をつい買ってしまう
・旅行のお土産は惜しまずにかってします
・「ワケあり」ならば安くても納得する
・ちょっと進んでいるとやる気が出る
今回紹介する本はこれらがどんな理由なのかを説明してくれます。
行動経済学の本2選
行動経済学の超基本 ビジュアル版
朝日新聞出版
定価1400円(税抜き)
初版:2023/3月
著者:橋本之克
著者はマーケティング&ブランディングコンサルタント、昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員。行動経済学を活用したマーケティング、ブランディング戦略のコンサルタント、企業講師として活躍。
ビジュアル版と書いてあるだけあって、絵や図を多用して2ページで1つの事例を紹介してある構成なのでズンズン読み進めれます。行動経済学ってどんな感じなのかを知りたい人向けの入門用だと思います。
行動経済学が最強の学問である
SBクリエイティブ株式会社
定価1700円(税抜き)
初版:2023/6月
著者:相良奈美香
著者はアメリカのオレゴン大学にて日本人として数少ない「行動経済学」博士課程取得者であり、行動経済学コンサルティング会社代表。イェール大学やスタンフォード大学、Uberなどにも招かれて講演行うなど、行動経済学を広める活動に従事している。
コチラの本は文書がメインの構成で、人間がなぜそのような行動をしてしまうかを実験結果等を用いて論述的に説明しています。初心者でも理解はできますが、少し詳しく行動経済学を知っていきたい人向けだと思います。
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